洞爺湖有珠山が世界ジオパークに認定
洞爺湖有珠山が世界ジオパークに認定
世界的に貴重な断層や火山のある地域について、地質の世界遺産ともいえる「世界ジオパーク」に先日、日本の3地域が選ばれました。新潟県の糸魚川、長崎県の島原半島、そして北海道洞爺湖の有珠山の3地域です。
糸魚川は、日本を東西に分ける巨大な断層「糸魚川静岡構造線」に沿った塩の道が、島原半島は雲仙普賢岳の噴火とその後の復興について、高く評価され認定されています。洞爺湖有珠山は、噴火の被害の後も美しい景観を保ち、噴火について後世に伝える活動が評価されているとともに、昭和新山を私財で購入し、採掘による荒廃から守った三松正夫氏の活動が高く評価されたといわれています。
今回の会議では日本以外に中国の2地域が追加され、ジオパークは世界19カ国63地域となりました。日本はいわずと知れた世界でも屈指の火山帯を有する国なので、今後も他地域での認定が有力視されるものと思われます。
北海道へ旅行された際には、洞爺湖有珠山、昭和新山あたりをぜひドライブしてみてはいかがでしょうか。雄大な自然を実感できること間違いありません。