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【妖怪の住む町へようこそ!】
更新日時:2009年4月10日 21:59
【妖怪の住む町へようこそ!】
 
少し前の話になりますが、1月29日から2月2日までの間フランスのアングレーム市でヨーロッパ最大級の漫画イベント「アングレーム国際マンガフェスティバル」が開かれ、水木しげる先生の「総員玉砕せよ!」が「遺産賞」を受賞されました。この漫画祭は、1974年より開催されているフランスでももっとも古く、権威あるものとされ「漫画におけるカンヌ」と目されています。この漫画祭の表彰は主にフランスやベルギーを中心として地域の漫画、バンド・ヂシネを対象としていましたが、フランス国内において日本の漫画が広く紹介されるにつれ2000年頃より日本の翻訳作品も表彰されようになってきました。水木先生は20007年に「のんのんばあとオレ」で最優秀作品賞を受賞しており今回はそれに続く2度目の受賞となっております。また、他に今年初頭に映画公開された「20世紀少年」が最優秀長編賞を、また夢枕獏氏の小説を原作とした「神々の山嶺」が最優秀美術賞を受賞しています。
 
水木先生自身第二次世界大戦当時ニューギニア戦線へ出兵され、その時の体験を下に今回受賞した作品を含めユーモラスをも交えながら戦争の悲惨さを伝える多くの作品を書かれておられます。今回多くの巨匠の作品の中から未来への遺産として残したい作品が選ばれるこの賞を受賞したことは、非常に感慨深いものがあったのではないでしょうか。
 
また、「げげげの鬼太郎」の作者としても有名な水木先生。出身地である鳥取県の境港市は、妖怪の町として全国に知られています。駅から本町アーケードまでは水木しげるロードと名付けられ、全長800mの間『ゲゲゲの鬼太郎』のキャラクターを中心とした全国各地の妖怪のブロンズ像が130体以上並べられています。またその通りの先には妖怪の世界を再現した水木しげる記念館が建てられ、妖怪たちの世界を楽しむことが出来ます。
妖怪の住む町にようこそ!境港へは米子からJRで約40分