【マングローブってなに?】
【マングローブってなに?】
マングローブは、熱帯・亜熱帯地域の海岸や河口部などの、汽水域と呼ばれる淡水と海水の混ざりあうところに生育している植物のことを言います。
日本のマングローブは高くても高さが10mくらいと低めですが、海外では60mにもなるマングローブもあります。
マングローブが生えている場所の塩分濃度や土壌、干満の差などの環境条件の違いによって、マングローブの種類や大きさはさまざまです。
普通の植物は塩水がかかるとしおれてしまい、やがて枯れてしまいます。
マングローブの分布の北限は大西洋地域ではバミューダ諸島、太平洋地域では鹿児島県、南限はニュージーランドの北島です。日本では沖縄県西表島、石垣島、宮古島、奄美大島、種子島、屋久島などに見られます。北限は鹿児島市ですが、種子島から持ち込まれたメヒルギが伊豆半島でも育っています。
日本では、オヒルギ、メヒルギ、ヤエヤマヒルギ、ヒルギダマシ、ヒルギモドキ、マヤプシキなどのマングローブを見ることができます。ヤシやシダの仲間もあわせると、世界には100種類を超えるマングローブがあります。
ヤエヤマヒルギは支柱根、オヒルギは人が膝を曲げたような膝根(ひざね、しっこん)、ヒルギダマシはタケノコのような筍根(じゅんこん)や直立通気根を出すので、根の形でマングローブの種類が分かります。
降り注ぐ雨は山の草木を洗い、落葉や腐葉土を運び、やがて川に流れマングローブ林へと流れ込みます。大きく広がるマングローブは栄養分を多く含んだ土砂や落葉などの有機物を沈殿させ、落葉などを餌とする蟹や貝や魚たちがそこに集まり、そして水鳥もやって来ます。それらを狙ってイリオモテヤマネコやワシや、小さな魚を狙って大きな魚が...様々な生き物が獲物を求めてやって来ます。マングローブは色々な動物たちにとって大切な場所なのです。
しかし、マングローブ林はエビの養殖池になってしまったり伐採されてしまったりして段々減ってきています。マングローブは家を建てるときの建築用材や炭の材料、動物のエサとしても使われています。また、土砂や赤土が海に流れ込むのを阻止する役目も果たしますし、嵐の時に高波の力を弱め、海岸を削り取られるのも防いでいます。
環境保護の為、大切な自然を守るためにマングローブ林を守らなければいけません。
旅行をきっかけに、私たちに何が出来るか環境について考えるきっかけになるといいなと思います。
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