平和を願い ６月２３日は慰霊の日
平和を願い ６月２３日は慰霊の日
ご存知の通り、第二次世界大戦において日本の中で唯一の地上戦が行われた沖縄。南北130ｋｍの細長い沖縄本島に打ち込まれた砲弾は７０万発とも言われ、２０数万人もの人びとの命が奪われています。軍人ばかりではなく一般住民の犠牲者がかなり多いのも沖縄戦の悲惨さを物語っています。
戦争の傷跡は、今でも島のいたるところに残っており、修学旅行生らの平和学習の教材としても活用されています。島の南部には、「ひめゆりの塔」や「平和祈念公園」、「平和の礎（いしじ）」、"ガマ"と呼ばれる防空壕、など数多くのものが保存され、今の世代の若い人びとに戦争の悲惨さを伝えています。
1945年６月２３日に日本軍最高司令官の牛島満中将が自決したことで、事実上沖縄戦が終了しましたが、そのことを節目に、６月２３日を慰霊の日と定められました。毎年、この日は日本国中からたくさんの方々が沖縄を訪れ、平和を改めて祈念するのです。マスメディアでも必ず取り上げられていますから、テレビをご覧になってください。旅行に行かれる皆様は、青い海・青い空とともに平和のことについて、お考えになってみてはいかがでしょうか。
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