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【優雅な中国式庭園でのんびり♪／福州園】

那覇のビジネス街〝久茂地〟の交差点を西海岸へ向かって行くと、異国情緒あふれる優雅な中国式庭園「福州園」が現れます。那覇市と国際友好都市関係にある中国福建省の省都・福州市との友好を記念して造られたという「福州園」は、池や小川、館など園内には福州の代表的な風景が見事に再現されています。一歩中へ足を踏み入れると、まるで中国にいるかのような風情が漂っています。
正門を入るとまず、まずついたての様な物が目に飛び込みます。この〝ついたて〟は、中国の独特な建築様式のひとつで、沖縄では〝ひんぷん〟と呼ばれています。この〝ひんぷん〟は日本では沖縄や鹿児島の士族屋敷などに見ることが出来ます。昔から『中国の魔物はまっすぐにしか進めない』という言い伝えから、家を魔物から守る魔除けとして存在したようです。
園内各所に点在する建物は、完全な中国様式で福州から運ばれてきた資材で造られています。透かし彫りをした窓の１つ１つが見事で美しいです。また、四季を表現した各エリアの途中には人工の滝があり、その下にある通路を進むと滝の裏側からの珍しい景色を楽しむことが出来ます。
福州園のある那覇市久米は、福建省からの移住者が多く住み始めた所でもあり、中国との関係の深い場所でもあります。園内は街中にあるとは思えないほど静かですので、旅の合間にゆっくりとお散歩するのにも最適です♪
中国様式の建築物や彫刻に囲まれ、琉球と明の間で進貢貿易が行われていた数百年前にタイムスリップ出来そうなほど。緑を感じて、水の音を聞きながら散策すると、心が浄化され〝癒し〟を感じることが出来ますよ☆

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