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【沖縄の美術・工芸/ちょっぴり沖縄情報ブログ】:沖縄旅行情報
【沖縄の美術・工芸/ちょっぴり沖縄情報ブログ】
沖縄の美術工芸には、国の指定する伝統工芸品が14品目あります。特に、染織物の分野では12の指定品目があり、 「染織文化の宝庫」と言われています。美術品、工芸品の成り立ちには、琉球王朝の歴史が大きく関与しているようです。14世紀末ごろからはじまる大交易時 代に貿易を通じて交流のあった中国をはじめ、朝鮮、日本、東南アジア諸国の文化を吸収しなたら確立されたものでもあり、またその過程において紫外線が強く 温暖多湿といった亜熱帯地方特有の気候条件も大きく影響しました。鮮やかな色彩や素朴な温かみのある特徴は、そうした背景によって生み出されたものなので す。多彩な染織物は、糸の原料になる芭蕉(ばしょう)や苧麻(ちょま)が自生していること、さらに植物染料の豊かさが大きな要素となりました。琉球王府は 各地域に風合いの違う織物をつくらせ、地域性を活かした染織物として発展していきました。 沖縄で「ヤチムン」と呼ばれる焼物には、あたたかい赤土の色や、大胆な模様、鮮明な上絵・技術がもたらされ発展していきました。那覇市の壷屋や読谷村には多くの窯元が集まるヤチムンの村が形成され、現在もさまざまな作品が生み出されています。 このように沖縄の美術・工芸はアジア諸国の影響と亜熱帯の風土が生み出した、独自性豊かな美術工芸品があるのです。是非沖縄を訪れた際は、このようなポイントにも注目して観てみて下さいね。 |