開拓の赤い星
開拓の赤い星
明治時代の初頭に設置された「開拓使」。今風に言うなら、「北海道開拓省」といったところでしょうか、北海道の開拓を目的とした中央政府の省庁でした。その「開拓使」の省庁が赤い星で、青地に赤い星の旗が開拓使の旗として用いられていました。
そんな開拓時代のシンボルである赤い星は、今もいろいろなところに残されています。たとえば、観光名所としても知られる「札幌市時計台」、ここにはなんと17個も星があるそうです。行かれた際には、ゆっくり探してみてはいかがでしょうか。それから北海道庁旧本庁舎(赤レンガ庁舎)にも赤い星が輝いています。札幌の街並みを歩きながら、開拓時代に思いを馳せてみませんか?
でも、みなさんにもっとも馴染みのある赤い星は、きっとこちら。「サッポロビール」のマークでしょう。この赤い星も、やはり開拓時代の赤い星にちなんでつけられたものなのです。ビールのおいしいこれからの時期、サッポロビールを味わうときのウンチクのひとつにどうですか?