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【豪快! 土佐のかつお一本釣り】
更新日時:2009年3月10日 20:28
【豪快! 土佐のかつお一本釣り】

東西に長く太平洋に面する高知県でぜひ食べたいものといえば、鰹のたたきではないでしょうか。
表面に焦げ目がつくくらいにあぶり、その香ばしい匂いは食欲をかきたて、その香りだけでもご飯を何杯でもたべることができるほどです。
 
江戸時代に、土佐藩内で疫病が流行し、当時の藩主山内一豊が食中毒を防ぐ為に魚の生食を禁じたのに対し、役人の目をごまかそうとかつおの表面だけを火にあぶり、中身は生の魚を「焼き魚」などと偽って食べたところ、思いのほか美味しかったことが鰹のたたきの始まりだといわれています。
また、表面をあぶったところで刺身よりも分厚く切り、塩をふりかけて手のひらか包丁の背で叩くところから、「たたき」という名がつき、今や高知県を代表する郷土料理として全国に広がっています。
 
ここ高知県では、ミョウガやネギ、しそやニンニクなどの薬味を刻んでたっぷり添えたものに土佐酢等をかけて食べますが、その土佐酢は地域によって異なります。高知県西部ではしょうゆのみの「しょうゆだたき」、高知県中部では醤油と酢をあわせた「二杯酢のたたき」、高知県東部ではたっぷりのゆず酢に醤油を少しだけあわせた「ゆの酢たたき」、高知県山間部では醤油、酢、みりん(砂糖)をあわせた「三杯酢のたたき」で食べられています。
 
鰹の旬はこれからで、5月になると市中に初鰹が出まわり始めますが、鰹の一本釣りで有名な中土佐町では、毎年5月の第3日曜日に盛大な「かつお祭り」が行われます。かつおのタタキや、お刺身、かつおめしなど、ありとあらゆるカツオ料理を満喫できるイベントで、かつお船の乗船体験なども楽しむことが出来ますが、なんと言っても祭りのメインは・・・・・
 
かつおの一本釣り競争!!
 
県内のみならず、県外からも腕に自信のあるものが多数集まり、釣りの腕を競います。
 
ルールは簡単!3人1組のリレー方式で行われ、まず海面の板の上を走って行きかつおを釣って、その釣ったかつおを首にかけて戻て、たすき代わりのライフジャケットを次の人へ渡す。毎年凝った仮装をするチームがあったりと大変な盛り上がりをみせています。
 
ぜひ、腕に自信のある方はぜひ参加してみてはいかがですか。
中土佐町へはJR高知駅から特急で約60分。土佐久礼駅下車が便利です。