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【初夏の風物詩『鞆の浦観光鯛網』】
【初夏の風物詩『鞆の浦観光鯛網』】
瀬戸内海の海流は満潮時に豊後水道と紀伊水道から流れ込みほぼ真ん中の鞆の浦沖合いでぶつかり、干潮時にはここを境として東西に分かれて流れ出していく。そのため、瀬戸内海を航行する船は鞆の浦で潮の流れが変わるのを待たなければならず、万葉集にも詠まれるように古代より潮待ちの港として知られ、たいそうな賑わいを見せていました。 今では航海技術の発達により、潮待ち港としての役割はなくなり、港町としてよりは日本でいち早く国立公園の指定を受けた景勝地として知られています。 そんな鞆の浦では毎年5月になると、今では初夏の風物詩ともなっているイベント『鞆の浦観光鯛網』が行わています。 鯛網とは、鞆の浦に約370年も伝わる伝統漁法! 外洋で冬を過ごした鯛は初夏、豊後水道や紀伊水道を抜けて、産卵のために穏やかな瀬戸内海中央部の鞆の浦沖へとやってきます。産卵に来る魚群を待ち構えて捕えることが考案されました。漁に出る際には、航海の安全と大漁を願う樽太鼓と大漁節が浜じゅうに響き、弁財天の使い・乙姫が大漁祈願の舞を踊ります。手船という小さな船で弁天島の弁財天に祈願して出漁。古式そのままに網がしぼられます。網が引き上げられると中では桜色の鯛が元気に飛び跳ねており、往時の姿をそのまま今に伝える勇壮な漁法は、見る人の心に深い感動を与えてくれます。 広島へのツアーはこちら |