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【博多名物「水炊き」♪♪】
更新日時:2011年2月 1日 11:54
【博多名物「水炊き」♪】

鶏ガラスープに鶏肉や野菜を入れて食べる鍋料理の「水炊き」。イギリスのコンソメスープと中国料理の味わいにヒ ントを得て考案されたといわれ、店によってスープが澄んだものと白濁したものがあります。本日は、博多名物の「博多水炊き」についてご紹介させて頂きたい と思います。
慶応年間にその起源を持つ「博多水炊き」は別名〝博多煮〟とも呼ばれるほどに、博多を本場として各地に広まりました。長崎に生まれた 林田平三郎氏が1897(明治30)年、15歳で香港に渡り、英国人の家庭に住み込みで料理の勉強をしました。そして帰国後、そこで習得した西洋料理のコ ンソメと中国風鶏のスープをアレンジし、1905(明治38)年に博多水炊きを完成させたのが起源と言われています。
平三郎氏は博多の須崎に水炊 きの店「水月」を開き、多いに賑わいました。また、当時開催されていた博多博を見に来た人々の好評で全国に広まったとも言われています。使用する鶏は、宮 崎産、鹿児島産の雄だけに限定され、運ばれる列車は〝水炊き列車〟と呼ばれるほどでした。
水炊きは冬に食べるイメージですが、博多では冬に限ら ず、早生キャベツの出回る春や博多祇園山笠のある夏など一年を通して頂く料理で、東京の群鶏鍋、京都のかしわ鍋、秋田のキリタンポと並ぶ四大鶏鍋料理のひ とつに挙げられています。水炊きは、最初に鶏の旨味が濃縮されたスープに薬味などを入れてのみ、その後にポン酢で頂きます。
さっぱりとしていなが ら、コクのある鶏の味わいは水炊きならではの美味しさです。鶏や野菜などを食べ終えたら、さらりとした雑炊で締めくくります。油分もほどよく落ち、ヘル シーな料理として、女性にも人気のメニューです☆
福岡へ訪れた際には、是非本場の「水炊き」を味わってみてくださいね♪

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