【ナゾが多い、世界で2つしかない川】
【ナゾが多い、世界で2つしかない川】
沖縄県北部の本部半島には大変珍しい川『塩川』があります。
幅が約4m、長さ約300mの地元では「スガー」と呼ばれて、昔から親しまれている小川です。『塩川』という名前の通り、水が塩辛いのです。
海水が真水で薄められて湧き出しているそうですが、この川は海岸から約150mほど離れている上に海面よりも1m以上高いところにあります。なぜ海水が湧き出すのかハッキリとした理由は分かっていませんが、基盤となる古世紀石灰岩の割れ目から海水が入り込み、真水と混ざり合っているのではないかなどと考えられています。
このような川は世界でもあまり例が見られず、西インド諸島のプエルトリコと塩川の2ヶ所にしかないそうです。
塩川はエビやカニも生息するほどのキレイな川で、海棲植物の藻類が生えており、海に棲むプランクトンが出現することも知られています。普通の川に見られないような貴重な生き物も生息しています。
沖縄自動車道「許田IC」から約25分、国道449号沿いにありますので、北部に行かれた際には是非立ち寄ってみて下さい。国の天然記念物に指定されています。
ちなみに日本一短い川でもあります。
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