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【人々を苦しめた人頭税】
更新日時:2009年8月 7日 16:18
【人々を苦しめた人頭税】
 
 
人頭税石(じんとうぜいせき)は、沖縄県宮古島平良字荷川取にある高さ143㎝ほどの石柱です。「賦測石(ふばかりいし)」などの呼び方もあります。
 
この石が何であったかということについては諸説あり、今でも不可解な部分が多く残されています。
 
1609年(慶長14年)に薩摩藩に侵略された琉球王国は、1876年の琉球処分までの約270年もの間、実質的に支配されていました。薩摩藩は琉球王府に厳しい税を要求し、財政的に困窮した琉球王府は、1637年に宮古・八重山地方に重い人頭税を課しました。その際に宮古島では人頭税石と同じ背の高さになると課税されたと伝えられていますが、実際には身長ではなく年齢で課税されていましたので、この説が有力と言われていますが、確かなことではないようです。
 
他の説としてはかつて蔵元(宮古島内の貢租を取り扱った場所)の中庭にあり、「霊石信仰の対象であった」とか「陽石としてあがめられていた」とかいう説があります。石垣島にも同様の形状の石がいくつか残っていますが、農作業の為の天体観測の基準点であるなどと伝えられており、課税の目安であるという説はありません。
 
この石が現在立っているのは「ンミャガーニのウプユマタ(宮金家の大通り)」と呼ばれた場所であり、かつて平良の荷川取地区の人々が多く集まった場所でした。この石は確認出来るだけでも過去に3回移転を繰り返しています。
 
人頭税は明治になっても続き、1903年になってようやく廃止されました。
 
 



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