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桃太郎のふるさと巡り
更新日時:2009年1月26日 20:18
桃太郎のふるさと巡り

桃から生まれた桃太郎が犬、猿、雉の家来を引き連れ鬼を退治する「桃太郎」。誰もが知っているこの昔話の元となったと考えられている伝説が岡山県吉備地方で語り継がれているそうです。
岡山駅からJR伯備線で約30分、倉敷からは約15分でこの地方の中心である総社駅に到着。今はのどかな田園風景が広がる一地方都市に過ぎないが、かつては大和朝廷に匹敵する力を持っていた吉備王国があったとされ、巨大な古墳など往時を偲ばせる遺跡が点在しています。岡山まで来たのなら、少し足を伸ばしレンタサイクルを借りて吉備王国巡りや桃太郎のルーツとなった「温羅(うら)伝説」めぐりを楽しんでみませんか。
昔話「桃太郎」の元となった「温羅(うら)伝説」。異国からやってきた温羅が吉備地方で悪事をはたらいていたため、大和朝廷は温羅を退治するように吉備津彦命(きびつひこのみこと)を送り込み、吉備路を舞台に激しい戦いが繰り広げられました。温羅は石積みの城壁で囲まれた『山城・鬼ノ城』に立て篭もり巨大な岩を投げ、それに対し吉備津彦命は現在『吉備津神社』を陣地として温羅めがけて矢を放ちます。双方が投げた岩と矢とがぶつっかて落ちたのが矢喰宮だといわれてます。合戦は一進一退を続けていたが、ついに吉備津彦命が一度に2本の矢を放ち、そのうちの1本が温羅の左目を射抜き激しい合戦は終焉をむかえることとなった。温羅の左目から流れた血で、そばを流れる『血吸川』は真っ赤に染まったといわれ、鯉に変化した温羅は川に逃げ込むが鵜になった吉備津彦命に捕らえられ、その場所は『鯉喰神社』といわれています。退治された温羅の首は吉備津神社の本殿から長い回廊を渡った御釜殿に据えられた大釜の下に葬られたが、その後13年間首は唸り続けていました。ある日、吉備津彦命の枕元に温羅が立ち「我が妻、阿曽女に釜で神饌を炊かせてくれたら悪業の償いとして、釜を唸らせて世の吉兆を告げる」と誓い、それ以来、御釜殿では神官と阿曽地域に住む巫女によって「鳴釜神事」が続けられています。

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