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川霧に包まれる町
更新日時:2009年1月28日 21:05
川霧に包まれる町
 
JR松山駅より列車で約1時間。四国山地に源流を発し愛媛県東部地区を流れる愛媛県最大の肱川が、伊予灘に流れ込む河口の右岸に広がる長浜町。ここでは、毎年11月から3月までのよく晴れた日の朝に世界でも類を見ない景観を目にすることが出来ることで有名です。肱川の中流に広がる大洲盆地と伊予灘との夜間の気温差によって発生した「肱川あらし」と呼ばれる強風が、朝5時から10時ごろまで唸りをたてながら川を駆け下りていきます。この風は、多量の冷たい霧を含み、白い風となって下流の町長浜を覆い尽くします。河口近くの小高い山の上にある「肱川あらし展望公園」から見下ろす白い霧の中に包まれた町は、非常に幻想的であり、真っ赤に塗られた肱川にかかる日本で最も古い道路可動橋が霧に包まれている光景は、さらに「肱川あらし」を幻想的なものにしています。
 朝早く見に行こうと思うとレンタカーが必須となりますが、松山市内のホテルをまだあたりが薄暗いうちに出発していく価値はあると思います。肱川あらしを見た後、昔の様子を色濃く残す内子宿や宇和の町並み、伊達10万石の城下町・宇和島に、潮風の中をドライブできる佐田岬メロディラインなど楽しんでみてはいかがでしょうか!