【北の真珠?!/ハスカップ】
突然ですが「ハスカップ」をご存知でしょうか。スイカズラ科に属する高さ1m程の落葉低木の植物で、5月中旬にクリーム色の花を2つ付けます。「ハスカップ」は北海道にのみ自生する不思議な植物で、北海道では昔からこの実を食べると元気になると言われています。日本生息の起源は、遠くシベリアバイカル湖周辺などから渡り鳥が飛来し、ハスカップの種子を運んだとされています。古来からアイヌ民族は、不老長寿の薬として使用していましたが、現在ハスカップの栽培は難しく、場所と気温に制約を受ける事と、果実が柔らかく、収穫と生の保存が難しい事から、流通量が少なくとても貴重な果物の一つとされています。7月には黒紫色で小指ほどの実をつけます。形は円、長円、卵型などと変異があります。ハスカップの果実にはポリフェノールの含有量が豊富で、その種類の1つシアニジン(特に抗酸化作用が強い)の含有量が多い事から、目などの健康に良いとされています。果実の中でハスカップの実の赤い色素には、他には見られないほどの抗酸化作用の強いシアニジンが含まれていると言われています。また、他の果物に比べてカルシウム、鉄分、ビタミンA・B・C・E、カリウム、トコフェロール及び食物繊維の含有量が多いのです。トコフェロールは抗酸化作用という活性酸素を出さない成分でがん予防にも役立つと言われています。「ハスカップ」は貴重な果物という事から「北の真珠」とも呼ばれています。北海道でスイーツ店を見ていると、ハスカップを使用したケーキ等のスイーツを目にする事があります。北海道を訪れた際には、スイーツ等でお手軽にハスカップを試してみてはいかがでしょうか。健康にも良くて一石二鳥ですね☆