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【真冬限定の道産野菜...?】
更新日時:2011年2月14日 08:05
【真冬限定の道産野菜...?/札幌】

札幌近郊で2月は1年のうちで最も寒く感じる月です。この寒さを乗り切ると、春の気配を感じられる ようになるのが今から待ち遠しいですね。
この季節に、札幌から50km程の千歳方面(新千歳空港のあるエリア)は、比較的雪が少なく晴天率も高い 場所。この近郊で、ビニールハウスを利用して真冬でもほうれん草を栽培しているのです。
真冬のほうれん草は、秋に種蒔きをします。晩秋、ある程度 大きく育ったところでいったんビニールハウスを開けて、寒気にさらします。寒さの影響で、ほうれん草の成長はほぼ停止し、ひたすら凍結から身を守る為に、 ほうれん草は葉に糖分を溜めて肉厚になります。そして、降雪期前に再びビニールを張り、ほどよく美味しくなった頃に収穫をします。日光があれば日中のハウ スの中は10度以上になり、夜にまた気温が下がるという寒暖の差を繰り返すことが美味しくなる秘密だそうです。
見た目は、一般的なイメージのほう れん草とは異なり、巨大なタンポポのも葉のようになります。真冬の寒さにあてて締めるために「寒締めほうれん草」と呼ばれています。このほうれん草は糖度 が12度以上になることも珍しくありません。一般的なメロンの糖度が約14度と言われているので、どれ程味が濃いかご想像頂けるでしょう。
この 「寒締ほうれん草」は圃場(ほじょう)の土が解けていないと収穫できないので、この時期は日差しが出ないと収穫作業が出来ません。なので、栽培者にとって この時期の天気は、とても気になるのです。
そしてこの真冬のほうれん草はとってもエコな栽培です。多額の資金を投入して立派な施設を建てる必要も なく、無加温で作るため暖房費もかかりません。寒さを逆手に取り、付加価値が高く、それでいてとても自然な栽培方法により私たちの健康を守ってくれる旬の 味です。季節限定の北国のご馳走。収穫された「寒締めほうれん草」は、よく振り洗いをして土を落とし、お浸しなどで頂きます。根の部分が最も高糖度なの で、根もきれいに洗って食べるのが通の食べ方です。驚くほどの甘さです♪
この時期に札幌へ訪れた際には、是非「寒締めほうれん草」を試してみて下 さいね☆真冬にしか出会えない、道産野菜です!!

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