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【昔の道具から感じとる温もり】
更新日時:2011年2月18日 11:11
【昔の道具から感じとる温もり/北海道開拓の村】

JR新札幌駅よりバスで15分の立地にある、道立野幌森林公園内にある「北海道開拓の 村」。札幌ドーム約10個分の広大な敷地に開拓時代の建物を移築・再現された野外博物館が広がります。村内では「旧札幌農学校寄宿舎」や「旧小樽新聞社」 をはじめ、明治から昭和初期にかけて建てられた家々が軒を連ねている様子が再現され、展示や体験イベントを通して、普段はなかなか体験する事の出来ない開 拓時代の生活を体感することが出来ます。
その「開拓の村」で現在開催中のイベントが、〝冬の生活体験〟です。昔の道具を使用しての雪かきの体験 や、かんじきで雪の上を歩いたり、竹スキー、木製スキー、木製そりなどで雪遊びも楽しむ事が出来ます。特に人気が高いのは、マントや角巻き、わらぐつなど の「昔の防寒服」のレンタルコーナーです。当時の人になりきって村内を巡り、雪遊びや記念撮影を楽しむこともできます。
50年ほど前まで日常的に 使用されていた道具は、実際に使用してみると、見た目の印象よりも機能的で使い勝手の良さに驚かされます。竹や藁など身近にある素材を使用したこれらの道 具は、開拓時代の人たちが、それぞれの故郷で使っていた物を北海道の風土に合わせて改良したり、外国の技術などを導入したりと、工夫を凝らして作り上げた ものです。当時の人々が厳しい冬や自然と、どのように関わって暮らしていたか、生活を営む為の道具をどれほど大切にしていたかが感じられます。村内の「体 験学習棟」では、こうした昔ながらの素材を使った伝統道具の手作り体験なども行っています。
札幌を訪れた際には、「北海道開拓の村」で先人の知恵 を学べる〝冬の生活体験〟で、是非道具の温もりを感じてみてはいかがでしょうか☆

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