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「漫画大国」高知でアンパンマンワールドを
更新日時:2009年2月 1日 17:58
「漫画大国」高知でアンパンマンワールドを
 

 「漫画大国」高知では、毎年8月に漫画大好き高校生が目指す『まんが甲子園』が開催されます。3~5名でチームを編成し決められた予選テーマにそって作品を応募。全国の高校から選ばれた30校のチームが晴れて『まんが甲子園』の本選大会に出場することが出来ます。
 
 本選大会は、1次競技と決勝戦とに分かれており、大会当日入場行進が終わり一同が会するとテーマ発表が行われ、その場で作品制作にとりかかります。凄いのは、5時間半という短い制限時間内に作品を仕上げなければならないことです。チームメイトが一致団結して、意見を戦わせ製作にかかる姿は、白球をひたすら無心に追い続ける高校球児にも負けていません。審査の結果、翌日の決勝に進めるのは15校!残りの学校はその場で敗退となりますが、嘆き悲しんでいる暇はありません。敗者復活戦のテーマが出され夜中の12時までに作品を仕上げなければならないからです。
 翌日は高知市内の商店街に集結、その場で一般審査が行われ敗者復活選を勝ち抜ける5チームが選出されます。その後輝かしい栄光を目指し、決勝戦が行われます。 
 
 わずか2日の間に、最大3作品を仕上げなけならない、こんな過酷な大会が開催されている高知県は多くの有名な漫画家を輩出していることで知られています。クイズダービーの はらたいら氏、「フクちゃん」を描いた横山隆一氏、黒鉄ヒロシ氏、ジャンプ世代では「シェイプアップ乱子」の徳弘正也氏、「ツルモク独身寮」の窪之内 英策氏など例を挙げると枚挙に暇がありません。その中でも、「アンパンマン」のやなせたかし氏は世代を超えて人気を博してます。
 高知市街地より車で約45分の香北市にある、やなせ氏のアンパンマンミュージアムでは、"愛と正義と勇気"に彩られたアンパンマンワールドをお楽しみいただけます。